【レポート】10月21日(土)奈良県奈良市にて開催<AHCC®臨床ガイドブック発売記念セミナー>

2017年10月21日(土)、<AHCC®臨床ガイドブック発売記念セミナー>〜大切にしたい自分の身体〜を、奈良県奈良市にて開催しました。

詳しいAHCC®の情報や、統合医療に関する現況、AHCC®のエビデンスに触れられたセミナーでした。その様子をお届けします。

 

第1部:「統合医療における機能性食品の役割」

第1部では、株式会社アミノアップ化学 学術担当 高成 準氏より健康食品「AHCC®」を製造しているアミノアップ化学の企業紹介、および西洋医学と補完代替医療を織り交ぜる統合医療の考え方やエビデンス(科学的根拠)、健康食品の選び方についての発表がありました。

「自然豊かな環境で研究開発をおこなうアミノアップ化学」

アミノアップ化学は自然豊かで、キタキツネやエゾリスが会社の周りにいるような緑の多い環境にあること、北海道という“地の利”を活かして天然物由来の製品、主に健康食品や化粧品の原料開発を行っています。

「統合医療について」

西洋医療と補完代替医療のそれぞれの良いところを合わせて「統合医療」として見ていこうという考え方”が世界的に広がっていることが発表されました。

その他、日本のがん患者さんが補完代替医療利用者は44.4%で、がん患者さんの2人に1人は何らかの補完代替医療を実践していること(厚生労働省2005年発表データより引用)、また内訳は、健康食品サプリメントが96.2%と、非常に多くの方がサプリメント利用し、中でもキノコ系サプリメント利用者が多いことも伝えられました。

「健康食品AHCC®はキノコの培養抽出物」

アミノアップ化学の主な商品の一つ「AHCC®」の製品の製造工程についても詳しく伝えられました。品質管理体制も厳格で、世界基準のISO、健康補助食品GMPの適合認定を受けています。

AHCC®はβ-グルカンだけではなくα-グルカンも含有していることや、アミノアップ化学でしか製造していないため、品質も規格も安定しており、「共同研究」は日本国内だけではなく、アメリカのハーバード大学ほか、ヨーロッパ、アジア各地でも様々研究がおこなわれています。

「おすすめしたい健康食品の選び方」

最後に、「健康食品の選び方」について伝えられました。

どのような健康食品を選べばよいのか?という問いはとても難しいので、「健康食品を選ぶ基準」を知っておくと良いということです。

選ぶときは次の3つの観点から選ぶと良いそうです。

■健康食品を選ぶ3つの基準

  1. 研究が行われていること
  2. 論文化されていること
  3. 安全であるかどうか

あふれる情報のなかで、患者(利用者)自らが知ることが大切・・・・会場の方はメモを取り、頷きながら話を聞かれていました。

 

第2部:「がんを体験した私が伝えたいこと」よつばの会 代表 女優・タレント 原 千晶さん

子宮頸がんと、子宮体がん、2度に渡ってがんを経験された原さんは、自分の体のことをきちんと考えることの大切さを繰り返し伝えていました。

「ちゃんと病院に行こうとか検診を受けようとか、そういう風に思ってもらえると凄く嬉しいです。身体のサインを見逃さないでください。」

がんが発覚する前後は「いつも体調が良くない」状況にあったとのこと。痛みに耐えながら仕事をこなしていたそうですが、「これも年かな?」と、まさか自分ががんにかかっているなどとは思わずに過ごしていたそうです。病院に行くこともほとんどないということでした。

耐えられないほどの生理痛に悩まされるようになって、やっと病院にいったのですが、そこで「がん」が発覚。

最初の病院で診てもらったところ、1センチ大の腫瘍ができていたため大学病院を紹介されたのですが、腫瘍を円錐切除する手術を受けて、検査の結果「子宮頸がん」がわかったのでした。

「検査の結果、がんでした。今後のことも考えて、子宮を取ってしまったほうが良いと思います。原さん、今なら子宮を取るだけで済むから…。」

先生の言葉を受け、ショックで何も考えられなかった原さん。原さんは手術を受ける決心がつかず、ついに手術をキャンセル。「当時の私の正直な気持ちを言うと、腫瘍はもう切除したのに、何で子宮を取らなきゃいけないのかが良く分からなかったんです。」後に2回目のがんが発覚したときに初めて、「今なら子宮を取るだけで済むから」の意味に気づいたといいます。

原さんは続けて語りました。

「人とおなじように、がんのタイプも色々あって、その人の個性というのがあるんですよね。私は、どうしてこの病気になって、どういう治療が必要で、どういう経過を辿るのか……これを自分の中に落とし込む作業を全くしなかったんです。ただがんは怖い…嫌だ…周りの友達に誰もがんの子なんかいない…何で私だけ?何でこんな事になっちゃったの?と思っていました。」

手術をキャンセルしたのち、先生との約束で1ヶ月に1度の通院生活を送っていた原さん。毎回「OK、また来月ね」と言われるので、一体いつまで通い続ければいいのだろう?と思っていたそうです。そして通ううちに、病院に行くのをやめてしまったのでした。

最初のがんが発覚してから5年目の冬のこと。ガクンと体調が悪化して病院に行ったところ、今度は最初のがんとは違う、「子宮体がん」になってしまっていました。手術は受けられるものの、最初の時点で提案された「子宮を取るだけ」の手術ではすまされず、リンパの転移も見つかりました。

「本当に今回こそ反省して、リスタートしよう、リセットしようと思って手術を受けました。みなさん、私のようにならないでください。」

手術を受けて、2017年で丸7年。原さんが自ら立ち上げたがん患者さんの会「よつばの会」の真摯な活動は続いています。明るい笑顔の原さんが真剣に語ってくれた体と心のお話。みなさん頷きながら話を熱心に聞かれていました。

今回のセミナーレポートは以上です。

今後もセミナー、講座は開催いたしますので、お近くの方はぜひ足をお運びくださいませ。

 

■原さんの講演レポートは他にもあります。

こちらから御覧ください。