<後編>誰にでも与えられた定命(定められた命)を明るく笑って楽しんで生きる

前回に続き、大阪府大阪市の三好産婦人科院長、三好得司先生インタビューの後編です。
前編はこちらからお読みください。

−先生は産婦人科医としてどのような治療法を選択されているのですか?

「患者様のご体調に合わせて、適切な治療をおこないます。漢方をお出しすることも少なくありません。西洋薬はピンポイントで治療しますが、漢方薬は病態に対して治療していく薬です。人間の身体は気、血、水の3つから構成されているので、不調な部分を整えていけば病態も改善されます。

どの様な症状でも、その方に合わせた治療の選択があります。

西洋の薬を使う時もあります。薬の作用で身体の悪い部分を退治してくれるのは良いのですが、同時に“毒をもって毒を制する”作用が薬にはあります。使い方によっては、人が本来持っている免疫力を下げてしまう可能性も考えなければいけません。」

 

−三好先生はなぜAHCC®️を勧められているのでしょうか?

「私自身の治療サポートの目的で、免疫細胞に栄養を送るサプリメントとAHCC®️の2つを状態によって使い分けていましたし、看護師の大津の卵巣がんが見つかった時もすぐに飲み始めることを勧めました。(大津さんのインタビュー記事はこちら

誰もが本来持っている「免疫細胞」は、元気なうちにどんどん働いてもらうほうがいいんですよ。

過去にこんな患者さんがいました。栄養やサプリメントをサポートとして取り入れ、最後まで元気に旅行を楽しんでいたと聞いています。寝たきりであったとか、家の中ではずっと車椅子だったということはなかったそうです。思い通りに動けなかったり、立ち上がれないまま家で辛い時間を長く過ごすよりも、元気に動いて、笑っていた方が気持ちも安定します。」

 

–1秒でも笑って、明るく過ごした方が人生はずっと楽しいはずですね。三好先生は、AHCC®️のことはどのくらい前からご存じでしたか?

「私ががん(白血病)になる20数年前から知っておりました。今はサプリメントなどの健康食品の研究開発が進み、選択肢も増えていますが、できるだけ多くの患者さんに飲んでもらいたいですね。患者さんの病気が改善されて、元気な顔を見せにきてくださるのが一番嬉しいことです。」

 

–がんにかかってしまったら、手術を受けたり、抗がん剤を使用したりしなくてはならなくなる場合もあります。万が一に備えて、私たちが今からできることは何かあるでしょうか?

「そうですね、病気の心配もありますが、その次に浮かぶ心配事はお金ではないでしょうか。今は本当にいろいろな治療法がありますが、特にがんの治療は予算との戦いです。高額医療を受けられるなら、その方が良い事もあります。

そうしたケースに備えて、健康な時にがん保険に入っておくことを強くお勧めします。さらにこれからも、新しい薬がどんどん出てくると思います。

私が保険を選ぶ基準は、安全代です。保険をかけていなかったら、治療費が高すぎて、なにかあった時に受けたい治療を受けられません。

もしこれから保険に入るなら、通院型の保険がお勧めですね。

なぜなら、最近の抗がん剤治療は入院治療から通院治療に切り替わってきているからです。加入している保険が入院型だった場合、通院治療では保険料がおりないのです。

保険の恩恵を受けて適切な治療を受けることができました。今は調子もよくなり、3ヶ月に1回の検診に行く程度です。その通院都度、保険がおりるので大変助かっています。」

 

—保険に入ることで、まさにお金で安心を購入されたのですね。いざその時が来た時に、“選択できること”が大切なのだと考えさせられます。

「命はお金では買えない、とかつては言われていました。しかし今ではサプリメントも豊富にありますし、健康をお金で買えるようになってきました。

ですから、“命もお金で買えるようになってきた”と言えなくもないでしょう。今を笑顔で生きるために、自分のためにお金を使えることが幸せなのではないかと思います。」

 

—今を大切に、笑顔で生きることが一番大切。本当にそうですね。元気に生きるためには、病気の予防や早期発見がとても大切だと思います。最後に、私たちが日々気をつけたほうがいいことについて教えてください。

「例えば、がん患者さんを支えるのは娘さんや息子さん、パートナーなど一番身近な“ご家族”です。患者さんと血縁関係がある方はご自身のがんの可能性も心配されるはずです。

がん予防のためにストレスの少ない生活を心がけたり、栄養バランスの良い食事や睡眠をしっかり取るなど、基本的なことは絶対に大切です。その上で、いざがんが見つかったとしても、とにかく“いかに早く発見できたか”がその後の鍵を握ります。

人間ドッグや定期検診も大事ですが、乳がんに限っては自分で触診するのが一番発見しやすいです。

ある時、当院スタッフのお母様が乳がんの検診にいらして超音波検査をしました。一度は“大丈夫でしょう”と診断したのですが、“でも、なんだかこの辺が気になるんです”とおっしゃるので、入念に検査しました。

すると、わずか数ミリの乳がんが見つかりました。ご本人の感覚を大切にして検査するほうが見つけやすいこともあるのです。

マンモグラフィーは胸が大きい人は発見しづらいので、毎日触診するのが一番効果的です。触診方法は、お風呂に入ったときに力を入れずに手のひらで軽くさわるだけです。

最初はよくわからないかもしれませんが、一ヶ月以上続けるとだんだん慣れてきます。触ってみて、米粒大やあずき豆大の“しこり”のように感じる部分があれば、そこを触った時の感覚を覚えておきましょう。

鏡で見た時に、しこりのあたりがつっぱって動かなかったり、小さなシワが出るようであれば注意してください。悪い細胞は硬いので、周囲をぐっと引き込みしわができます。

乳がんの自己検診は自分でできます。多くの場合は自分で発見できます。必要なのはがんに対する少しの知識ですね。

普段からご自身の身体に関心を持って、わずかな変化に気づくことが大切です。」

 

-----------

三好得司 先生(三好産婦人科 院長)

「通いやすい」「家に在るようにほっとする」アットホームな医院であることを大切にしている。

三好産婦人科
大阪市天王寺区東高津町10-7
http://miyoshi-clinic.com/