7年前に余命3ヶ月と宣告されながらも、“がんと共存しながら”ほがらかに楽しく生活していらっしゃる山崎洋子さんのインタビュー後編です!前編はこちらからご覧ください
山崎さんは現在、肺にがんが残っていますが、がんはほとんど活動していない冬眠状態とのことです。
終始、笑顔と笑い声の絶えないインタビューでした。
今を楽しく生きる秘訣までお話ししてくださいました。
-明るく乗り越えられないという方もいらっしゃると思いますが、ほがらかに過ごす秘訣はありますか?
「がんになるとふさぎ込まれる方も多いと思います。私は意外と冷静でした。『がんか、ツイてないな』って。
不安がまったくないわけではないけど、そういう時だからこそネガティブなこと、マイナスなことは口に出さないほうがいいですよね。がんになったらそのことはなった人じゃないとわからないものだけど、だからといってマイナスに捉えたらいいほうに向かうかっていうとそうじゃないですから。
がんになったら、経験者の人、現在治療中の人、いろんな人とつながると思います。仲間で一緒に明るく生きようということで、そのつながりが心のよりどころにはなるかもしれないけれど、人に流されずに『人は人、自分は自分』ということをいつも思っています。
周りがこうだから自分もこうなる、と決めつけるのはもったいないですよね。」
-前向きにとらえられるのは、山崎さんの生き方スタイルなのですね!
「私、土台が、『毎日ハッピー』なんですよ(笑)。朝起きたとき『あ~今日も生きてるな!』、『今日も一日がんばろう!』と思って感謝しながら生きてますよ。
人付き合いも、あまりにあっさりさっぱりしているので驚かれるほど。ある意味わがままかもしれないけど、1回きりの人生、後悔しないで生きたいですからね。
私ね、7年前に肺がんが発覚したとき、真っ先に心配したのが『新車買ったばかりなのにどうしよう!ドライブしないと!』ってことだったんですよ(笑)進行性のがんって言われてもドライブいけなくなるの嫌だな~!って思っていました。
やりたいこと、趣味もあるし、まだまだ生きないといけないって思ったの。『なんとかなるだろう』って思って、ここまで元気でやってくることができました。
基本的にプラス思考、ポジティブすぎるくらいのポジティブ思考です。」
-がんの治療はご自身が納得していることも大事だと思います。山崎さんはどうやって先生とのコミュニケーションを取っていましたか?
「私は心底『先生に恵まれた』と思っています。最初、2回目も含めていい先生と出逢えていたから今がありますね。
がんといっても人それぞれ違うから、全く同じ進行具合、同じ場所で比較することはできないけど、すくなくとも病院の先生がきちんと話を聞いてくれるかどうかでその後はだいぶん変わるんじゃないかと思いますよ。
『うまくコミュニケーションが取れないな』と思ったら、先生の意見を鵜呑みにするだけでなく、『自分の直感』を時には大切にしていいと思います。
医者の先生は医学のプロですが、自分の身体の持ち主は自分ですから。一所懸命、言われたことを頑張ろうとするのじゃなくてね。」
-どの先生に出逢うかも大切なのですね。
「『これをしなくてはいけないよ』と言う先生もいらっしゃいますが、それを言われた時、選択するかどうかはすべて自分次第だと思います。
たくさん病院がある分、病院の数だけ、先生の数もいるし、その分考え方や寄り添い方も十人十色ですよね。
自分の身体と向き合ってあげられるのも自分しかいないのだから、選ぶのが大事だと思います。
『先生がこうやって言っていたし、私はこうしなきゃいけないんだ!!』と鵜呑みにしている方ほど、意気込みに反して元気をなくされているように思います。
身体も心もどんどん元気がなくなっていくよりは、いい先生に出逢って、すこしでも長い時間笑って過ごせたらいいじゃないですか。」
-良い先生に恵まれることが、良い治療の選択、良い結果を生み出すための大きな要素なのですね。
「本当にそうだと思います。私を担当してくださった先生はとってもよく話を聞いてくれる先生でしたから、自分である程度考えて選ぶこともできたんだと思います。
AHCC®についても、『他の患者さんでも飲んでいる人いるよ、(だから飲んでいいですよ)』って言葉をかけてくれましたし。
抗がん剤の治療も1回やっていますが、その後いつ退院するかについても私は先生に相談しました。
最初7つあったがん細胞は、最初の抗がん剤で2つ消えて、それから自然と2つ消えて、いまは右の肺に3つのがん細胞が残ったままですけど、無理やり抗がん剤でつぶそうとは思わないです。
抗がん剤を投与したらもっと長く生きられますよ、と言われたとしても、それよりいつもの自分の生活を変えずに明るく過ごす方を私は選びます。
当時、『先生、この数値はこれくらいになったら退院しても差し支えないの?』と聞きましたね。
余命3ヶ月ということだったし、あまり先は長くないだろうから、ということで解放してくれたのかもしれないですけれどね。
病院のベッドで過ごすよりも、1回でも多く新車でドライブに行きたかったですし、1日1日の生活をいつも通り過ごすことがなにより大事でしたから。生活の質が最優先です。
そのためにも、AHCC®に出逢ったことが、もっとほがらかに過ごせるきっかけになりました。
なんでもそうですけど、『自分で信じたことを続ける』、『決めたらやり切る』ことが、いい結果を生むんじゃないかなと思いますよ。
身体が元気でいられることがなによりの実感です。
それが自分を高めてくれますよね。」
-AHCC®を飲み始めたころはどうやって情報収集していましたか?
「とにかく何の知識もなかったので、市民公開講座、がんと代替医療セミナーなどあらゆるものに行きました。知識をつけたことで安心できたと思います。」
-なんでもご自分でしっかり情報収集されていて素敵ですね。この記事を読んでいる読者の方へメッセージをお願いいたします!
「がんになったら、自分の知識だけじゃなくて、『自分にとって心から信頼できる主治医』と『信頼できる薬剤師』の方を見つけて、自分にとって納得できる病院、商品を選ぶことが大切です。
自分の『がんに負けてたまるか!!』という気持ち、元気になる!という直感。これらが全部あってこそ良い方向に向かうと思います。
がんになったら自分だけでなく家族にとっても大変なこと。
だからこそ、いつまでも悲劇のヒロインでいるのではなく、覚悟決めて助かってやる!って思えばいい。
めぐりあいに感謝すること。
じぶんががんだからといって、周りをマイナスの渦に巻き込まないように私は気を付けました。
がんで大変なのは自分だけじゃない。
周りがもしかしたら一番大変かもしれませんから。
最初は難しくても明るくふるまっていれば、福の神様がきっと微笑んでくれますよ。
一緒に、乗り越えましょうね。
とにかく明るく向かいましょう!とお伝えしたいです。」
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終始にこにこ笑顔でインタビューに応じてくださった山崎さん。筆者も大変勇気づけられるインタビューでした。
私たちは病気であってもそうでなくても、自分ひとりの身体ではないのですよね。自分が今こうして命を授かり、生かされていることに、感謝の気持ちを感じながら循環させたいものです。
まずは自分の健康が最優先。そのために、自分の頭で、心で考えて選択することが欠かせないと言えそうです!
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山崎洋子さんプロフィール
北海道勇払郡厚真町在住
28年前卵巣がん、その後甲状腺がみつかる。2009年に進行性肺がんが発覚。がんと共存しながら今に至る。モットーは「過去は振り返らない!目の前のことに集中すること」。なによりも日常の暮らしを大切にしている。犬を複数頭飼いし、ドッグショーに参加。ご自宅にはワンちゃんのトロフィーがずらりと並んでいました。趣味に、日々の暮らしに、前向きに楽しむ山崎さんです。