今日から2回に分けてお送りするのは、7年前に余命3ヶ月と宣告されながらも、“がんと共存しながら”ほがらかに楽しく生活していらっしゃる山崎洋子さんのインタビュー記事です。
山崎さんは現在、肺にがんが残っていますが、がんはほとんど活動していない冬眠状態とのこと。
終始、笑顔と笑い声の絶えないインタビューでした。今を楽しく生きる秘訣までお話ししてくださいました。
まずは前半をご覧ください。
-がんになってからのことを教えてください。
「最初が28年前の卵巣がん、その次が甲状腺がんにかかりました。それから7年前、2009年に進行性の肺がんになりました。
『先生、私あとどれくらい生きられますか?』と聞いたら、『半年、1年持つかもしれないし、3ヶ月くらいかもしれないし・・・』と言われて。がんは3回目だったけど一番深刻でショックでした。夫はあまりの驚きにひっくり返っていましたね。
肺がんの時は、どうも咳が止まらないなと思って病院にかかったんだけど、どうも普通の風邪ではないなと。もしかして肺がんになっているんじゃないか?と直感で感じたんですね。それから病院を紹介してもらって検査したら、肺がんでした。手術したけど進行性の肺がんで、すでに肺に転移していたんです。」
-本当に大変でしたね。
「転移してしまっているんだからかなり厳しいなと思って、いやだったけど、1回はやってみようかなと思って抗がん剤の治療に挑みました。
匂いはわからなくなるし、投与している間は味覚も感じられなくなって、口の中も荒れて痛いし・・・
でも、どんな治療でも人によって合う、合わないがあるんだと思っています。」
-AHCC®との出逢いを教えてください。
「出逢いのきっかけは、親しくさせてもらっている薬剤師の先生から直接聞いたこと。
私の趣味つながりの大先輩でね。その方にAHCC®を教えてもらったことがきっかけです。その方も膀胱がんを経験されて、克服されています。
抗がん剤治療で病院に入院する時には、病院の先生にAHCC®を見せて「これ飲みます」と話しました。
そしたら先生は、『他の患者さんでも飲んでる人いるよ~!』と、話してくれて。
これがありがたかった。恵まれていたと思います。
あれから7年、ずっとお世話になっています。
旭川のセミナーでも話しましたけど(山崎洋子さんは旭川のくどうセミナーでも登壇いただきました。その時の記事はこちらです)、こうして今毎日を生きていることがうれしくて幸せ。
話をさせてもらうことで、私も元気のない人に元気になってもらえる役に立てると思うと嬉しいですよね。」
-大変なことだったと思うのですが、とてもはきはき明るく話されて、起こった出来事を前向きにとらえていらっしゃる印象です。
「私は自分勝手なの(笑)。余計なことは気にしない。
がんにかかると、自然とがんのお友達も多くなるんですが、『あなたみたいな心の持ち方を見習いたい!自分もそうしたいけどできない』と言うお友達もいます。
今も何人かで『お互い、いつまで生きられるかな~』と冗談言いながら話す仲間がいるんですが、そういう風に冗談を言いながらの方が、楽しく生きられる。
私ね、世界は自分中心に回っていると思っているんですよ(笑)。
なにがあっても人は人、自分は自分!私が大切にしている考え方です。」
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山崎さんのインタビューは後編に続きます。
治療を「選択する」ということについて語っていただきました。
更新を楽しみにお待ちください。
山崎洋子さん
北海道勇払郡厚真町在住
28年前卵巣がん、その後甲状腺がみつかる。
2009年に進行性肺がんが発覚。
がんと共存しながら今に至る。
モットーは「過去は振り返らない!目の前のことに集中すること」。
なによりも日常の暮らしを大切にしている。
犬を複数頭飼いし、ドッグショーに参加。
ご自宅にはワンちゃんのトロフィーがずらりと並んでいました。
趣味に、日々の暮らしに、前向きに楽しむ山崎さんです。