札幌市のコンフォート栄養食物研究所 代表 北川恵子先生のインタビュー、後編です。
-サプリメントの摂り方についてはお客様にどのようにお伝えしていますか?
「栄養」の概念を理解してしっかり食べなければ、お薬も効いてきませんし、病気に勝てない身体になってしまいます。
だから、「60兆個あるあなたの身体の細胞を信じてください。」と、お伝えしています。
人間の身体の60兆個のうち、毎日5000個はがんにかかっていると言われていますから…それに打ち勝つには、食事で身体の抵抗力をつけたり免疫をつけたり、サプリメントの力も借りながら基本の食事を整えるしかないということなんです。
今、食事の指導させていただいているある患者さんは、AHCC®もご自分の意思で病院に持参されています。
その方は「こんなに元気な患者さんいないよ」と、ドクターに言われたそうです。
そういう言葉をもらえるとやっぱり、ご指導させていただいてよかったなと感じます。
-なによりもまず「栄養をきちんと」食事で取り入れることが、病気知らずな身体の始まりなのですね。がんの方への栄養指導で気を付けていることはありますか?
みなさん栄養が足りていないんです。
元気がなくて食べることができないと、より一層元気がなくなっていきますよね。お野菜は、一般成人であれば通常1日で350g摂取が基準ですが、がんの方には1食250gくらいが必要です。それを500gくらいに増やして見た目をあまり変えず違和感を与えないようにしています。
私は、このコンフォート栄養食物研究所を開く前に「シェーグレン症候群」、膠原病の一種にかかったんです。
病気は身体からのサインですから、食事を改善して治しました。
私自身も一緒に皆さんと闘わせていただいております。
-この記事を読んでいただいている方だけのために、今からすぐできる食習慣の改善のコツがあればぜひ教えてください。
食べ物の消化吸収のことをお話しします。食べ方が適正であれば、変なお腹の空き方をしないんです。
ふつう、ご飯は2時間くらいで消化されます。お野菜は3時間くらいで消化されて、お肉・お魚・お豆腐・納豆・卵は4時間~5時間、油が6時間かかるんですね。ですから食間5~6時間待つというのは、そういう仕組みで理にかなっているんです。
日本人は雑食人種です。ごはんが食べられるなら食べたほうが良いです。
一番良いのは、雑穀をまぜて食べることです!
発芽玄米でしたらギャバと言いまして、ガンマアミノ酪酸という脳の演繹活性を行う栄養素が入っています。
ビタミンB群も多いですから、急激に血糖値を上げない仕組みにもなっています。
-最後に、ご覧の方にメッセージをお願いいたします。
やっぱり「食」を通じて最期までちゃんと“生きる事”に自ら参加しましょうと、だれかに決断をゆだねるのではなくて、あなたが主役です、あなたが生きる主役なんですよっていう事が、私の一番伝えたいことなんです!
ずっと笑顔でいるためには欠かせないことですね。少しでも不安なことがあれば、まずはお電話ください。
おいしい食事を毎日用意していますので、レストランにもぜひお越しください。一緒に頑張りましょう!
<北川先生プロフィール>
北川 恵子 /コンフォート栄養食物研究所
22年間に及ぶ病院での臨床管理栄養士経験を活かし、平成11年、日本初となる目で見える実践指導の場としての健康食レストランを併設した、「コンフォート栄養食物研究所」開設
~略歴~
昭和48年 北海道栄養短期大学食物栄養学科卒業
昭和54年 石狩市内の病院に栄養士勤務
昭和61年 管理栄養士取得
平成11年 コンフォート栄養食物研究所設立
平成15年 研究所を札幌市中央区に移転
平成16年 高度医療内科クリニック(稚内市)副院長に就任
平成23年 「北海道らしい食づくり伝承名人」認定
日本最高栄養指導・相談件数は30万人以上。
モットーは「”食は薬なり、食は医なり”」
<コンフォート栄養食物研究所 詳細情報>
営業時間 9:00~17:00
昼食 11:30~14:00
定休日 日曜・祝日
※火曜・土曜は不定休
TEL. 011-223-1338