旭川市にあるくどう薬局主催の「がん講演会」が7月24日(日)、旭川市の大雪クリスタルホールで開催されました。
くどう先生はおよそ18年前から、「市民の皆さんに健康になってもらうため」に、講演会活動を継続しています。医療の知識や選択肢は年々広がります。その度に、「正しい知識」を提供する活動を長年続けていらっしゃいます。
この日、テーマは「がん」。今や2人に1人ががんになると言われています。会場には若い方、ご年配の方も含め、約300名が集まりました。
西洋医学と補完代替医療を組み合わせて行う、統合医療による最新のがん治療についての講演会に、みなさん熱心に耳を傾けていました。
補完代替医療を取り入れて、患者さんに寄り添った治療で、クオリティー・オブ・ライフを追求する
北河内藤井病院の川口雄才副院長のお話は、「最新のがん治療と免疫療法」でした。
外科医として多くのがん患者と向き合っている川口先生は、手術や抗がんなどによる西洋医学的アプローチと、機能性食品などで免疫力を向上させる補完代替医療的アプローチの両面から治療を行っています。
先生は、治療が上手くいくもいかないも、患者さん自身の力が大きく関わってくると力説します。
患者さんの治る力を引き出すためにも、気持ちに寄り添い、希望を聞くことが重要だと先生はおっしゃいます。
それによって、クオリティー・オブ・ライフが高まり、免疫力があがって、治療が上手くいったり、あるいは苦しみを軽減できるという経験を、いままで何度もされたそうです。
AHCC編集部のスタッフとして会場にいた私も、話を聞きながら健康の大切さをかみしめるような気持ちでした。
自分の体は自分で守る。がんと共存しながら楽しい人生を送る
会場がもっとも盛り上がったのは、実際にがん治療を体験した山崎洋子さんを交えてのパネル・ディスカッションでした。
山崎さんは28年前に卵巣がんが発覚し、その後に甲状腺がん、肺がんも見つかり手術・治療した経験があります。その体験から、自分なりのがん治療、自分なりの生き方をお話しくださいました。
参加者にとって、こうした「病気からの克服」の話は何より勇気が湧くことです。まだ知らない、まだ体験したことがないことは、体験したことがある人にこそ聞きたいもの。会場の全員が山崎さんの話に耳を傾けます。
山崎さんが辛かったのは、抗がん剤治療でした。
強い副作用が出て、気分もふさぎ込んだといいます。「自分で治療を選んで、楽しく生きたい」と、先生に相談。
いい先生や、自分に合う機能性食品との出会いもあり、7年前には余命3カ月と診断されたものの、現在も元気に明るく過ごしています。肺にはまだがんが残っていますが、がんはほとんど活動していない冬眠状態だということです。
山崎さんの話を聞いて、川口先生は、自分自身の意志で治療を選んだことによって、免疫力があがり良好な状態を保っているのだとおっしゃっていました。
抗がん剤治療を全否定するわけではないという山崎さん。どんな治療も体質によって合う、合わないがある、と自身の体験から感じたそうです。
「自分の体を守るのは、最後は自分なんです。だから自分自身で治療も選んでいく必要があると思います。頑張りすぎずに、がんと共存しながら、それでも楽しく生きていくっていうのがいいかなと思っています」
このように締めくくった山崎さんの姿は聞いている人を勇気づけてくれました。免疫力が上がれば、こんなにも前向きに生きられるのだと、実感できた講演となりました。
終わりに
忙しかったり、暇になったり、疲れたり、癒されたり、私達は色々です。
日常生活は「健康」があるからこそ、成り立つもの。なんだか調子が悪いな、と思ったら、無理せずすぐに自分の体の声を聞くことが、結果的に自分も周りもハッピーになれるたった一つの方法かも知れません。
例えばAHCC®もそのひとつ。がんでも、がんでなくても、「自分の身体」そのもので生きていくしか、ないんですよね。
「いつもの健康」を後押ししてくれる機能性食品の力も借りながら、自分に合う治療法と出会う事で、今ある健康に「もっと自信が持てる」のかもしれません。
少なくともそうあってほしいと感じます。
私たちもますます、皆様に「ためになる」情報をお届けしてまいります!