札幌市北区の「さの薬局」薬剤師の佐野弘幸さんへのインタビュー。全3回でお届けしているシリーズ、今回が最終回です!前回の記事はこちらです。
前回までは、お客様とのコミュニケーションを通して見えてきた、お客様自身の体調と気持ちの関係や、改善の為のポイントをお話しいただきました。
今回の記事では、先生ご自身の健康管理法についてお話しいただきました。
-先生ご自身の健康を保つ秘訣を教えてください。
「まずは、目の前の仕事を一生懸命、全力でやること。そして、楽しく食事をすること、あとは運動です。薬局の営業以外にも予定がたくさんあります。会合がある日も少なくありません。純粋な休日はわずかですが、休みが取れれば必ずスポーツクラブで汗を流しています。
暇さえあると、ダンベルや体幹トレーニングをしていますね。とにかく体を動かすのが好きなんです。思いきり体を動かせば、ぐっすり眠れますからね。」
-健康維持のためにAHCC®も飲まれているとお聞きしました。
「はい、飲み続けています。仕事が忙しい時は無理することもありますし、睡眠不足の日もあります。休みが取れず徹夜する時もあります。疲れ具合に応じて調節して飲んでいますね。」
-忙しい生活を送っていると、つい健康を後回しにして頑張ってしまうこともあるのではと思います。多忙な予定をこなしながら健康を保つ秘訣は?
「私はきちんとした『休日』が無いに等しいのですが、合間を縫ってスポーツクラブで汗を流して、AHCC®を飲んで、と、メリハリをつけるようにしていますね。徹夜状態が続いていて大変な時こそ体のことを優先に考えます。週末に会合がある日は、午前中のうちにスポーツクラブへ行きます。
健康のためにやらないと!というよりも体を動かさないと堪えられないんです(笑)。そうしないと頭も良く働きませんし、毎日元気いっぱい働けないですね。」
-では少し話の角度を変えて、薬局全体のことについてもお尋ねします。長くお客様と接する中で大切にしていることはどんなことですか?
「お客様とまずしっかりお話しするのは、『残薬整理』。いわゆる家に残っている薬の管理・指導です。お薬手帳もその役目を担いますが、やはり管理はお客様自身ではなかなか難しいこと。病院からどんどん薬が処方されるけれども、お家に薬がもうある。こういうということがよく起こります。
サプリメントも同じです。うちでは必ず、相談をさせて頂く前に『今飲んでいる薬、今飲んでいるサプリメント、検査結果』をお客様にお聞きしています。」
-偏った知識で自己判断するのは良くないですね。
「『これは必要ないんじゃないですか、重なっていますよ、ここでも貰ってますよ、これお医者さんに言った方が良いですよ。一緒に飲んじゃダメなものもありますよ。』という風にお伝えします。
一緒に飲んじゃダメなものも実はありますからね。自己判断や思い込みで本当勝手に飲まないで、お客様自身も自分の体のことですから、しっかり知識として持っていた方が良いと思うんです。」
-状況に応じて、お客様に正しい知識を伝え、健康に向かうためのお手伝いをされる薬剤師のお仕事。ここで長年続けてこられて感じることや、みなさんへのメッセージがあれば教えてください。
「私はさの薬局の二代目で、昭和28年に、母がここを開業しています。母の時代、昭和20年〜40年代 は、薬局はよろず相談屋でした。薬やサプリメント、健康についての会話はもちろんですが、家族の事、息子、娘、婿さん、嫁さん、孫のこと、純粋にみんながそういう相談をしていく場所でもあったようです。
今でもそういう話はしてくださる方がいます。『どこの施設が良いんでしょうか?』なんて話や、『食事を配達してくれる所は、どこかないですか?』とか、面白いのは、家に来てくれる電気屋さん、『どこか知らないですか?』とかそういう話までしてくださる(笑)
時代が変わることは自然な流れなのかも知れませんが、心が通じ、血の通った薬局の役目を私は強く感じています。健康維持の為には心と体は切っても切れませんし、生活環境も大いに関わります。あまり大きなことは言えませんが、いろいろな面でお客様の力になれたらと、純粋にそう感じているところがあります。
お客様の体調が良くなると、例えばその方がご主人だったら奥さんからも感謝される、周りの方も感謝されるし、その方がまた他の方に、さの薬局を紹介してくれる。輪が広がっていくと、気持ちが共有されていき、幸せの至りですね。
こんなに嬉しい事はありません。これからもお客様の健康のお手伝いや気軽に相談できる場作りを続けていたいですね。」
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3回にわたりお届けした佐野先生のインタビュー。お客様とのやりとり、ご自身の健康法など、説得力があり心温まるエピソードに溢れたインタビューでした。「さの薬局」さんでは、AHCC®を常時取り扱われています。さの先生に会いに、ぜひ足を運んでいただければと思います。
=佐野先生プロフィール=
昭和33年4月22日生まれ。東北医科薬科大学 薬学部卒業。
昭和60年6月に帰札、さの薬局へ。先代の母より引き継ぎ現在に至る。<さの薬局>北海道札幌市北区北23条西4丁目2-13 電話011-756-7788
次回の記事では、7月に開催されました一般市民向けセミナーの様子をレポートいたします。病気を克服した方の実体験のお話もあります。こちらもお楽しみに!
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