リオ五輪5位入賞、セーリング女子日本代表吉田選手・吉岡選手、トレーナー江口氏にお話を聞きました!【後半】

前週に続き、リオ五輪で5位に入賞したセーリング470級代表の吉田愛選手・吉岡美帆選手(ベネッセ)のお二人と、お二人を支えるボディトレーナー・江口典秀氏(マークスボディデザイン代表)のインタビュー記事をお届けします。

 

-食生活や生活習慣が乱れていると、気力、体力面も低下してしまいますよね。選手の皆さんも、そういう基本の部分がトレーニングの成果に表れるのではないでしょうか?

江口「心と体はつながっていますから、体が元気だと心も元気、心が元気だと体も元気ですよね。環境要因もあります。全てつながっていますので、ひとことでは表すことができないですけれども。」

 

-江口さんが吉田選手、吉岡選手のサポートにアミノアップ化学のサプリメントを取り入れられた時のことを教えていただけますでしょうか。

江口「最初にAHCC®とオリゴノール®から取り入れました。サプリメントを取り入れた理由は、シーズン中を元気に乗り切りたい、というものでした。遠征が終わると安心してドッと風邪を引いてしまうことがあります。練習できない期間があるともったいないんです。安定した体調の基盤ができれば、遠征と遠征の間のトレーニングもしっかりこなせますので。」

 

-吉田選手、吉岡選手にお聞きしますが、以前は遠征のときのコンディションはどうでしたか?

吉田「特に、海外遠征のときですね。飛行機で長時間移動してから、空港からさらに車で何時間も移動することも少なくないんです。セーリングの会場は海なので移動時間が長いです。その合間にコンディションを崩したり、風邪を引いてしまうことがありました。それだと、全力で試合に挑めず、遠征が無駄になってしまいます。サプリメントはとにかく継続ですね。」

 

-吉岡選手は、社会人選手生活がスタートしてから比較的すぐにAHCCⓇもオリゴノールも飲んでいただいていたとのことですが、管理栄養士の先生監修のもとで食事を変えて、サプリメントも飲み、体調の変化はどうお感じでしたか?

吉岡「食事を変えてから疲れにくくなりました。サプリメントを飲み始めて、さらによくなったかなという感じでしたね。」

 

-江口さんにお聞きします。選手の基礎体力作りについて教えていただけますか。

江口「体力作りはまず、ベースをつくることですよね。抗酸化力を高めましょう、とかですね。食事が乱れると体の抗酸化力が下がります。その状態で運動するとどんどん活性酸素が出てきます。まず抗酸化力を高めることです。食事を整えて、血流が上がれば筋肉も動きます。夕方の食事時間を一定にすることも大切です。

選手にはサプリメントは絶対飲めと強制はしません。それを飲んだら必ず元気になるというような、魔法の薬ではないからです。ベースが崩れていることの方が問題です。そういうときは、睡眠や食事、心など、必ず何か原因があるんです。サプリメントはベースをさらに整えていくものですね。」

 

-江口さんご自身は、AHCCⓇとオリゴノール以外は何か飲まれていますか?

江口「僕はこの2つ以外飲んでいません。選手と追い込みをするとき、試合の3日前くらいからオリゴノールの量を増やします。コーチも、選手と一緒にコンディションを高めていかないと選手を支えるのが大変になってしまうんですよね。」

 

-食生活も、サプリメントを取り入れることも、アスリートの皆さんが競技に取り組むことと同じで「続けること」で見えてくることがありますね。

江口「人それぞれ、何か目的があれば続けられますよね。どんなことでもそうです。僕も裏方なので、完全に徹するだけです。

きっと病気があっても、誰かの喜ぶ顔が見たいとか、家族が喜ぶ顔が見たいとか、そういう気持ちがあればただ頑張れることもあるんだろうと思っています。2020年に東京オリンピックがあります。選手達を元気な体で応援しましょう!と読者の皆さんには伝えたいですね。選手と同じものを飲まれているわけですし、ぜひ一緒に応援して欲しいですね。」

 

-江口さん、ありがとうございます!吉田選手、吉岡選手に最後にお聞きしたいのですが、競技をずっと続けていける秘訣、パワフルに練習をし続けられる秘訣を教えていただけますか。

吉田「わたしはただ、セーリングが好きだから競技を続けていますね。小さい時からずーとセーリングをやってきて、まだまだ現役でやり続けたいなって思います。大好きだから、試合に負けたりそれ以外にもいろいろ起こったり、いろんな経験もしてますが、悔しい思いをしても、時間が経つとやっぱりやりたくなるんです。やれる限りはやりたいですね。」

 

-吉岡選手はいかがですか?

吉岡「結果がついてきたときはうれしいです。それまで努力してきて、どんどん上達していると感じるときとか、目標に向かって進んでいく時間が、すごく楽しいと感じますね。どうやって目標達成できるかなと。プロセスも楽しいです。

まだまだ課題もありますが、できないことを克服して結果に結びついた時は一番楽しいですね。いろいろな方の協力もとてもありがたいです。これからも続けます。」

 

 

吉田選手、吉岡選手、江口さん、ありがとうございました!2020年の東京オリンピックでは、セーリングの会場は「江ノ島競技場」です。ぜひ、会場で応援できると嬉しいですね!

 

吉田 愛(よしだ・あい)

1980年11月5日生まれ。東京都出身。北京五輪(14位)、ロンドン五輪(14位)、リオ五輪(5位)

吉岡美帆(よしおか・みほ)

1990年8月27日生まれ。広島県出身。2013年より吉田愛選手とチーム結成。リオ五輪(5位)

江口典秀(えぐち・のりひで)
マークスボディデザイン代表。トップアスリートのケア及びコンディショニング指導を行う。(公式ホームページ)。